閉所恐怖症

外出(広場)恐怖症

外出恐怖症または広場恐怖症という神経症があります。これは、外出先で、動悸やめまいが起こり、倒れてしまいそうな症状と、その症状への不安や恐怖から、外出困難に陥る病気です。

 

成人初期の女性に多く、パニック発作を伴うものです。

 

パニック発作は、満員電車などの人が混雑している閉鎖的な狭い空間、道や広場などを歩行中に突然、強いストレスを覚え、動悸、息切れ、呼吸困難、めまいなどによる強烈な不安感に襲われるものです。「倒れて死ぬのではないか」と思うほどの恐怖感を覚える人が少なくないと言います。

 

広場恐怖症という名称は、公園や運動場、劇場などを連想させますが、こうした広場に限らず、電車の中や交差点、混雑したスーパー、ショッピングモールなど、人だかりのある場所は、すべて恐怖の対象になってしまいます。

 

パニック発作の反復とともに、患者は発作が起きた場合にその場から逃れられないと妄想するようになるため、不安が強まると、家にこもりがちになったり、一人で外出できなくなったりすることもあります。

 

こうなると、患者の生活に支障が出て、社会的役割を果たせなくなってしまいます。そして、この社会的機能障害やそれに伴う周囲との軋轢が患者のストレスとなり、症状の慢性化を促進させて行きます。

 

社会的に隔絶された状態が続くと、そのストレスや自信喪失などによって、うつ状態となることもあると報告されています。

 

外出(広場)恐怖症の原因の一つとして、過去、外出先で倒れてしまった経験がある、または外出先で自分のみっともない姿を見せてしまったなどの経験が「トラウマ(心的外傷)」になっていると考えられていますが、はっきりしたことは解明されていません。


> 治療法には大きく分けて薬物療法と精神(心理)療法の2つ

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