閉所恐怖症

対人恐怖症―顔面恐怖と赤面恐怖

顔面恐怖症と赤面恐怖症についてお話します。言葉の印象から何となく類似の神経症に思えますが、全く異なる症状を見せます。共通点は、どちらも「対人恐怖」に分類されるところでしょう。

 

●顔面恐怖症
顔面恐怖症は、人と対面で話す際に、自分の顔を歪めてしまう癖や症状に恐怖を感じ、人との接触が億劫になってしまう症状です。

 

次のような手記が見られます。

 

手記@
「私は小学生のときから、ずっとブスと言われ続けて来ました。20歳を過ぎた今でも、そう言われることを恐れてよく下を向いてしまいます。自意識過剰かもしれませんが、子供の頃のいじめられた毎日が思い出されてしまいます」

 

手記A
「僕は自分の容姿の醜さから顔面恐怖症になっています。小学生の頃は美少年だって言われて、女の子からモテモテでした。よく女装をさせられた記憶もあります。でも、中学生になってからは、顔が崩れ、二重だった瞼が一重になり、あごが突き出て長く太く、そして二重になったのです。

 

おまけに、肩幅が広く、首も異常なほど太く長くなりました。気持ち悪い顔で、目付きが悪く、人を不快にする顔です。いわゆる、犯罪者顔って感じです。

 

容姿が崩れる以前は積極的な僕でしたけど、中学生になってからは自信を失って消極的になりました。高校へ進学してからは容姿についてあまり気にしないようにしていましたが、容姿の酷さは更に酷くなりました。

 

入学当初は、何人かと仲良くしていましたが、あからさまに見下されてしまい、苦痛でなりません。また、自分の顔をビデオで自分を撮ったりして見たりしますが、もはや表情の練習とかで改善できるようなレベルではありません。キツネ目で犯罪者みたいです。性格まで捻じ曲がってしまいました」

 

 

●赤面恐怖症
「赤面恐怖症」とは、人の目が自分に集まったときや、緊張したときに顔が赤くなってしまうもので、一般には誰でもあることですが、これが交友相手と普通に会話するだけでも赤面することがあるような状態を言います。

 

また、緊張を強いられる場面を迎えるとき、人から「どうして赤くなっているのだろう」と変に思われるのではないか、人から笑われているのではないかと過敏に意識してしまい、不安になる状態も赤面恐怖症の症状の一部になります。

 

赤面恐怖症は、対人恐怖症の中でも最も多くの人が悩んでいる恐怖症のひとつと言われます。

 

緊張や恥ずかしい思いをした時など、誰しも赤面することがあるでしょう。

 

今までの人生で、一度も赤面したことがない人はいないのはないでしょうか。あたりまえのことですが、人は緊張や恥ずかしい思いをした時に、頬が紅潮したり、耳が赤くなったり、顔全体が真っ赤になったりするのが自然な反応です。

 

しかし、それが過剰に働き、顔が赤くなるのがいやと思い詰めて緊張状態を避けるようになり、重症化すると、人と会うことすら困難になるのが、赤面恐怖症です。


> 治療法には大きく分けて薬物療法と精神(心理)療法の2つ

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