閉所恐怖症

対人恐怖症・女性恐怖

対人恐怖症のひとつに「女性恐怖症」という精神疾患があります。女性恐怖は、男性恐怖とともに、「異性恐怖症」に分類されます。

 

文字通り、女性との接触・交流を極度に恐れる病気ですが、これには「女性が女性を恐れるケース」も稀に見られるものの、大半が男性による女性恐怖という症状です。

 

症状は様々で、女性と話すときに、ひどく赤面したり、女性と一緒にいると不快感を覚えたりするといった病的な心理を指します。会話はできても、触れられることを極度に嫌がる例もあります。

 

雑談恐怖や視線恐怖、表情恐怖、赤面恐怖(いずれも別ページでご紹介)といった対人恐怖症の症状が、特に女性を相手にして強く起こってくるものと考えられます。

 

本当は女性と親しくなりたいのに、苦手意識や恐さから女性を避けてしまう傾向も強くなります。

 

*******************

 

女性恐怖症の原因は、思春期以前に、女性にレイプされたとか、母親から虐待を受けた経験があるといったトラウマ(心的外傷)的な体験にあると考えられます。

 

性格や育った環境も影響していると言われます。もともと引っ込み思案な性質を持ち、恥ずかしがり屋で、人づきあいが苦手という人や、神経質で、小さなことにこだわりがちな性格の人が、厳しく叱る母親のもとなどで育った場合に陥りやすいようです。

 

********************

 

ある知人の会社員の例ですが、男性の友人や同僚、あるいは上司の男性と話す時にはなんの支障もないのですが、女性とだけはどうしても話すことができないのだそうです。

 

社内で女性に声をかけられると緊張してしまい、「あ」とか「はい」とかを言うのが精いっぱいなのだそうです。

 

女性と同じ部屋にいると思っただけでも体が硬直してしまい、仕事で女性と会わなければならない日などは、朝からとても憂鬱になるという悩みに苦しんでいます。

 

女性恐怖症には、女性とは電話での会話などはできても、面と向かっての会話や、女性に体を触れられるのを極度に嫌がる傾向があり、女性に近づかれたり、触られたりすると反射的にあとずさりする姿勢を見せます。

 

また、女性の前で顔が赤くなる、視線が気になる、汗をかいてしまうなどの症状も多く、このことから、変に思われたらどうしようと不安になり、自然に女性を遠ざけようとしてしまいます。

 

女性を見ただけで赤面してしまうとか、言葉が上ずってしまって何を話したかもわからなくなってしまうといった、女性とのコミュニケーションに対する極端な恐怖心は、そのほとんどが病的な心理と深く関係していますが、特に10代から20代の若い男性に多く見られます。

 

男性なら誰もが思春期に一度は、この女性恐怖症に似た感じを体験することもあるかもしれません。ただ、その体験は一過性のものです。大人になっても、常時この不快感や恐怖感が消えないという場合には精神的な異常とされます。

 

中には、結婚した後もこうした症状に悩まされ、そのことを相手に隠し続けて結婚生活を送るというケースもあります。特定の女性に対しては恐怖や不安感が感じられないが、それ以外の女性はだめというケースです。

 

女性恐怖症を持病としている男性の一部には、普通に女性と関わりたくないと思う気持ちが強くて、わざわざ男性ばかりの職場を選び、独身のままでいるという人も多いと言われています。


> 治療法には大きく分けて薬物療法と精神(心理)療法の2つ

スポンサードリンク