閉所恐怖症

心療内科と精神科

恐怖症と聞けば、病院の診察を受けるとなると、心療内科や精神科がまず思いつくでしょう。しかし、心療内科や精神科を受診することになんとなく抵抗を感じる人も多いようです。

 

自分の症状が明らかに恐怖症と一致するにも関わらず、自分は大丈夫とか、そのうち治ると考えて、受診することを先送りしている人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、妙な過信を持つことによって恐怖症の症状が悪化してしまうこともあるのです。

 

精神的な病気を恥ずかしいと考えていたり、病気を持っていることを知られたくなかったりということで、いつまでも受診しないでいると、どんどん症状は悪化してしまいます。できるだけ早めに受診しましょう。

 

恐怖症は、主に心療内科や精神科で治療が行われますが、心療内科と精神科の区別がつかない人が多いと思います。

 

平成8年に厚生省(現在の厚生労働省)が「心療内科」を認可して以来、全国のクリニックや病院に2000数百の心療内科が誕生したと言われます。しかし、その多くは精神科の医師が兼務しています。このために誤解が生じているのかもしれません。

 

違いは次の通りです。

 

●心療内科
精神的なことやストレスが原因となって、身体に異常が現れた場合に受診します。

 

心の病気から摂食障害や自律神経失調症になってしまった場合や、過呼吸症候群や円形脱毛症、偏頭痛などが併発して現れた場合なども「心療内科」で相談できます。

 

簡単に言えば、通常の内科と心理療法を合わせたものが心療内科です。

 

●精神科
精神的なことが原因となって、恐怖や不安や緊張が心に出ている場合に受診します。対人恐怖症やうつ病、パニック障害、また不登校や不眠症などの診療も行います。

 

頭痛や吐き気、激しい心臓の鼓動など体の変調はなく、行動だけに異常が見られるという人の場合は「精神科」になります。

 

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このように説明を受けても、区別がつかない場合があるでしょう。そのときは以下のチェックポイントで判断してみましょう。

 

□身体の症状がメインだが、検査をしても異常がない、あるいは、経過からストレスなどが関連していると思われる ⇒心療内科

 

□不眠や不安、イライラ、抑うつ、幻覚など、心の症状がメインである ⇒精神科

 

□最近ストレスを強く感じることがあり、それ以降身体の調子が悪くなったが、それ以前は全くそんなことがなかった ⇒心療内科

 

といったことになります。もちろんこれ以外にもいろんなケースがあります。

 

また、施設によって独自の事情もあるので、これが全てに当てはまるというわけではありません。実際には選択に迷うことも多々あるでしょう。そんなときは、無駄足を運ぶ前に、まずは医療機関に電話で問い合わせをしてみることをお勧めします。

 

どちらも患者さんの話をしっかりと聞いて対応してくれるので安心して受診することができます。心療内科や精神科では症状についてだけでなく、日常生活での不安や恐怖について、関連しそうなことは全て開示して相談するとよいでしょう。

 

第三者である医師には話がしやすいはずです。また、医師は患者の秘密を守ります。勇気を出して訪ねてみましょう。


> 治療法には大きく分けて薬物療法と精神(心理)療法の2つ

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