閉所恐怖症

閉所恐怖症の原因

閉所恐怖症は、閉ざされた狭い空間・場所にいることに極度の恐怖を感じる症状のことです。

 

閉所とは具体的には、エレベーターの中、外出先でのトイレの中、締め切った会議室、飛行機電車・バス・マイカーなどの乗り物、トンネルといった場所があげられます。

 

閉所恐怖症の症状には、これらの閉所において強い恐怖を感じ、足がすくんで動けない、電車やバスに乗ることが出来ないなど、閉所での活動が困難になります。

 

また、動悸、震え、めまい、錯乱といったパニック発作を引き起こすこともあります。
パニック発作を起こすときは、死の恐怖を直接的に感じてしまうほどの激しい症状を呈するのが特徴です。

 

このような症状は、どのような原因で起きるものなのでしょうか?

 

こんな例があります。

 

「小学生の頃に、家で3歳年上の兄と遊んでいた時のこと、兄はふざけて私を布団にグルグル巻きにしました。身動きすることが出来ず、あの時は脱け出すことができずに窒息死してしまうのではないかと思いました。そのときの恐ろしさと苦しさが、頭に焼き付いて離れません。それからは、狭いところにいることが次第に怖くなり、トイレに入っても窓を開けるとか、ドアを開けたまま用をたすようになりました」

 

また、別の例では

 

「小さい頃、いたずらをしたり宿題を忘れたりすると、その度に親に真っ暗な押入れに閉じ込められました。 そのときの押入れの圧迫感が、閉所恐怖症の原因になったのではないかと思います。高校生になって、電車通学するようになってから、車内もそうですし、狭い場所や人込みが怖いのです」

 

「元々エレベーターに乗るのは好きではありませんでしたが、単に狭くて身動きがとれないし、おしゃべりも憚られる状態が嫌いという程度だったのです。ところが4年前に10人ほど乗ったエレベーターで、全く身動きがとれないまま十数分閉じこめられるという経験をしてからは、どこのエレベーターに乗っても恐怖感に襲われるようになり、しかも年々ひどくなっているような感じです」

 

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これらの体験談にもあるように、閉所恐怖症の原因は主にストレスから来ていると考えられます。

 

最初の例では布団に巻かれて苦しい思いをしたストレス、後者では十数分、狭い空間に閉じこめられたときのストレス。これらのストレス体験が、深いトラウマとして残ったのでしょう。


> 治療法には大きく分けて薬物療法と精神(心理)療法の2つ

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