閉所恐怖症

「閉所恐怖症」と「狭所恐怖症」

「狭所恐怖症」という恐怖症があります。

 

これは、文字通り狭い所にいると恐怖感に襲われるという恐怖症のことです。この「狭所恐怖症」は、「閉所恐怖症」と混同されることが多いようです。

 

狭所恐怖症は、例えばスキーのリフトに乗っているときなど、開放的な空間に居ても、その空間から逃げ出せないことで起こる恐怖症であり、閉鎖空間に居て起こる閉所恐怖症との相違点です。

 

コンサート会場のような場所も、建物構造としては閉鎖空間でも、また狭所空間でもありませんが、人が多数集まっているので、火事などの事故が起きたら人に囲まれて逃げ出せない危険があるため、狭い空間にいるのと同じと感じ、そうした場所で恐怖を覚える人は、狭所恐怖症に分類されるでしょう。

 

この様な「狭所恐怖症」や「閉所恐怖症」を克服するには、先ず原因を特定していくことが必要となります。

 

多くの場合、子供の頃の恐怖体験が心的外傷(トラウマ)として残ったことに原因はあると言われますが、それが明確であれば、トラウマを軽減することから治療は着手していくことになるでしょう。

 

トラウマは消してしまうことができません。しかし、キズを癒やして日常生活に支障にない状態にすることは可能なのです。いわば、トラウマを単なる人生の一時期の思い出か、単なる記憶というレベルにすることです。

 

そのためには、先ず専門医のカウンセリングを受けることから始める必要があります。対話を行なうことで、トラウマ的体験の記憶を呼び戻す作業が真っ先に行なわれるでしょう。これは、少々辛いことかもしれませんが、避けては通れない完治へのステップなのです。

 

治療のためには、先ず心療内科や精神科などを訪ねることです。恐怖症の苦しみは、やはり専門医の力を借りるのが一番です。勇気を出して一歩前に進みましょう。


> 治療法には大きく分けて薬物療法と精神(心理)療法の2つ

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